旧三江線の宇都井駅前にてレールカフェ116に続くイベントが開催されました。
いえ、『イベント』と言うよりも『プロジェクト』と表現したほうが正しいでしょう。
プロジェクトがスタートしたのです。
そのプロジェクトの名は『うづい天空の酒づくり』です。
このプロジェクトは旧宇都井駅前の田んぼで酒米を栽培し、そのお米を使って地元の酒造会社・池月酒造さんでお酒を作り、『うづい天空の酒』として販売するというものです。
プロデューサーはまたしてもあのうづい通信部です。
うづい通信部はもはやトータルエンターテイメントプロデュースカンパニーへと変貌を遂げようとしています。
今回、このプロジェクトのスタートアップイベントとして酒米の田植えが開催されましたので紹介します。
また田植え以外にも安納芋の苗の植え付けもありました。
泥のヌルヌルした感触を楽しみながら
まずはこの道具で田んぼの表面に線を引きます。
この線に沿って苗を植え付けていきます。
手植えをした田んぼの面積は小さく、100坪程度でしょうか。
なお、うづい天空の酒のお米を作る田んぼはこの他に2枚あります。
この2枚の田んぼはすでに機械によって田植えが済んでいます。
3枚合計で1反(たん)1畝(せ)、約1100㎡です。
この面積で収穫したお米で日本酒720mlビンで約1000本のお酒が作れるそうです。
素足で田んぼに入ります。
泥に埋まりますので歩くだけでも体力がいります。
横一列になり、田んぼに引かれた線に沿って皆で田植をしてゆきます。
苗3本を1株にして植え付けてゆきます。
20センチ間隔で植え付けていくのですが、途中で線が見えづらかったりとなかなか均等間隔で植えることができません。
また幾何学的に真っ直ぐにならず、多少湾曲しながらの植え付けになってしまいます。
後から地元の方が修正しています。都市住民の『情けなさ』を実感します。
1時間もかからず作業は終了です。
安納芋の苗の植え付けもありました
本来ならアディショナルプランであった安納芋の苗の植え付けにも参加しました。
場所は変わり、宇都井の集落を登って行った所に畑へ向かいます。
まずは地元の方に植え付けのレクチャーをしていただきます。
マルチには穴がすでに開けられていてその穴に苗を植え付けていきます。
苗を植えたらその根本の周りに土を軽くかぶせます。
これはマルチによる日光の照り返しにより葉っぱが日焼けを起こすのを防ぐためです。
このような作業を1本1本やってゆきます。
20分ほどで作業は終了です。
お待ちかねのBBQ
お昼はうづい通信部でのBBQです。
年季の入った鉄板です。
石見ポークにイノシシ肉、そして宇都井の野菜。
大阪・西成や兵庫・尼崎のコテコテなホルモン焼きとは非対称な新鮮野菜たっぷりの『うづいホルモン焼き』がふるまわれます。
この上ない至高そして究極のBBQです。
そしてなんと池月酒造さんから日本酒の提供がありました。
最高級の純米大吟醸までも。
レールカフェ116から一転、『レール酒場116』が開店しました。
カフェから酒場へ。次は何になるのでしょうか。
今後に期待です。
それにしても呑兵衛が多かったです。
ただ私は今回クルマを運転しての来場でしたので飲めませんでした。
本来の持ち味が発揮できずに残念です。
民泊うづい通信部・池月酒造の情報
●民泊うづい通信部
■住所:島根県邑智郡邑南町宇都井1051
■営業時間:ランダムな営業時間です。事前に確認が必要です。TEL090-8170-9894
■最寄駅:旧三江線・宇都井駅から徒歩1分
●池月酒造株式会社
■住所:島根県邑智郡邑南町阿須那1-3
■最寄駅:旧三江線・宇都井駅から徒歩60分
さいごに
今回やった作業はほんの一部分で楽な作業と思います。
その前後の作業、準備などの段取りや後始末などは全くやっておらずあくまでもお客様待遇が前提での作業なのです。
私は設備の保全の仕事をしていますが、例えば故障したバルブを交換すること自体は簡単ですがその前後の作業である設備の停止・部材の準備などの段取りや稼働後の製品チェックなどが大変です。
今回はこのような大変な前後の作業は地元の方々にやって頂いています。
そのおかげて私たちは今回のイベントを楽しむことができました。
地元の方々に本当に感謝しています。
宇都井の皆さま、本当にありがとうございました。
今後も今回植えた酒米や安納芋の様子を経過観察して、このブログやtwitterにアップしてゆきます。
皆さま、ぜひ暖かく見守っていただきそしてご支援していただきますようよろしくお願いします。
それではまた。
ここまでご覧いただきましてありがとうございます。
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